![]() 噴霧乾燥エマルジョン
专利摘要:
本発明では、固体非脂質キャリアと油相とを含む食用噴霧乾燥粒状組成物であって、(i)前記油相が、水性媒体との接触によってキャリアから解放されて水中油型エマルジョンを形成することができ;かつ(ii)前記水中油型エマルジョン中の油滴が、約100nm〜約1000nmのD[4,3]を有し;前記水中油型エマルジョン中の油滴の少なくとも約75%が約10μm未満の径を有するか;または前記水中油型エマルジョン中の油滴の容積d90が、組成物の調製に用いる水中油型エマルジョンのそれよりも約30%未満だけ大きい、食用噴霧乾燥粒状組成物について記載している。本発明はまた、その組成物の調製方法、その組成物を含む食品および栄養補助食品、ならびにその組成物の使用に関する。 公开号:JP2011509666A 申请号:JP2010542643 申请日:2009-01-16 公开日:2011-03-31 发明作者:リチャード ザモロ,;ゲラルダス;ヨハネス;フランシスカス スモルダーズ,;アルイェン セイン,;ダニエル フェルクイェン, 申请人:ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.; IPC主号:A23D7-02
专利说明:
[0001] [発明の分野] 本発明は、噴霧乾燥粒状組成物の形態である、エマルジョンの食用乾燥配合物に関する。本発明はまた、その組成物の調製方法、その組成物を含む食品および栄養補助食品、ならびにその組成物の使用に関する。] [0002] [発明の背景] 人間が摂取するための水中油型エマルジョンは食品工業において広く使用されている。エマルジョンはすべて、その不均一性のため基本的には不安定である。そのようなエマルジョンでしばしば見られる問題は物理的な貯蔵安定性であり、別の問題として微生物分解がある。そのようなエマルジョンは含水量が高いことが多いが、輸送の面から見てその点も問題となる。それは、それぞれの製品の重量がかなり増え、それゆえに輸送および貯蔵コストが増大するからである。それゆえに、水中油型エマルジョンは、長期間貯蔵されるよりも、使用する少し前に調製されることが多い。] [0003] それゆえに、安定しており、かつ食品工業で、また家庭の消費者が容易に取り扱いうるそのような水中油型エマルジョンの乾燥配合物が必要とされている。] [0004] 水中油型エマルジョンの性質は、組成および構造によって異なる。したがって、水中油型エマルジョンの乾燥配合物は、水中油型エマルジョンが再構成されるように水性媒体中に再分散させることができることが望ましい。また、得られた水中油型エマルジョンが、乾燥配合物の調製に用いられた水中油型エマルジョンの組成および構造と同様の組成および構造を有することも望ましい。] [0005] [発明の概要] このほど、水中油型エマルジョンを乾燥させて、取り扱いが簡単かつ便利な易流動性の粒状組成物を得ることのできる方法が見出された。この方法は、乳化剤がガラクトリピド物質を含む水中油型エマルジョンに特に適用することができる。] [0006] さらに、乾燥組成物は、水中油型エマルジョンが再構成されるように水性媒体中に容易に再分散させることができる。水性媒体は、例えば、水、ミルク、ジュースまたはだ液であってよい。決定的に重要な点として、そのような再構成されたエマルジョンは、元の水中油型エマルジョンの粒径分布と同じ粒径分布を有する。本発明の本発明者らは、噴霧乾燥された水中油型エマルジョンを用いて達成されなければならない所望の効果を得るには、(噴霧乾燥前、および再分散後の)粒径分布が重要であることに気付いた。] [0007] したがって、水中油型エマルジョンに関連して記載される食物に関する請求項は、本発明の乾燥組成物から再構成されるエマルジョンについても記載されうる。] [0008] 本発明は、水性媒体中に再分散させた後に、粒径が元の水中油型エマルジョンの最大粒径以下である再分散油滴を少なくとも75容積%有し、かつ噴霧乾燥前の水中油型エマルジョンの粒子の少なくとも95%が<1μmの粒径を有する、噴霧乾燥水中油型エマルジョンを得る方法であって、水中油型エマルジョンを用意するステップと、非脂質キャリアを前記水中油型エマルジョンに添加して水中油/キャリア混合物を得るステップと、得られた水中油/キャリア混合物を均質化するステップと、得られた均質化水中油/キャリア混合物を噴霧乾燥するステップとを含む方法を提供する。] [0009] 従って、本発明によれば、粒状固体非脂質キャリアと油相とを含む食用噴霧乾燥であって、 (i)前記油相が、水性媒体との接触によってキャリアから解放されて水中油型エマルジョンを形成することができ;かつ (ii)前記水中油型エマルジョン中の油滴が、約100nm〜約1000nmのD[4,3]を有し; 前記(再構成された)水中油型エマルジョン中の油滴の少なくとも約75%が約10μm未満の径を有するか;または 前記水中油型エマルジョン中の油滴の容積d90が、組成物の調製に用いる水中油型エマルジョンのそれよりも約30%未満だけ大きい、食用噴霧乾燥が提供される。] [0010] 本発明はまた、粒状固体非脂質キャリアと油相とを含む食用噴霧乾燥粒状組成物であって、 前記油相が、水性媒体との接触によってキャリアから解放されて水中油型エマルジョンを形成することができ;かつ 油相が非極性脂質とガラクトリピド物質とを含む組成物を提供する。] [0011] 本発明はさらに、以下のものを提供する。 −食用噴霧乾燥粒状組成物の調製方法であって、 (a)水中油型エマルジョンを用意するステップと; (b)固体または液体の非脂質キャリアを用意するステップと; (c)キャリアを水中油型エマルジョンに添加するステップと; (d)得られた混合物を噴霧乾燥するステップと を含み、それによって食用噴霧乾燥粒状組成物を調製する方法; − 食用噴霧乾燥粒状組成物の調製方法であって、 (a)非極性脂質とガラクトリピド物質とを含む水中油型エマルジョンを用意するステップと; (b)固体または液体の非脂質キャリアを用意するステップと; (c)キャリアと水中油型エマルジョンとを混合するステップと; (d)得られた混合物を噴霧乾燥するステップと を含み、それによって食用噴霧乾燥粒状組成物を調製する方法; − 本発明の方法によって得られる食用噴霧乾燥粒状組成物; − 本発明の組成物を含む食品または栄養補助食品; − 前記健康補助食品または食品の調製時に本発明の組成物を混ぜることを含む、食品または栄養補助食品の調製方法; − 食品または栄養補助食品の製造における本発明の組成物の使用; − 食品または栄養補助食品としての本発明の組成物の使用; − 本発明による組成物を水性媒体と接触させることによって得られる食用水中油型エマルジョン;および − 本発明の組成物を水性媒体と接触させることを含む、食用水中油型エマルジョンの調製方法。] 図面の簡単な説明 [0012] 元のFabulessエマルジョンと再分散後の噴霧乾燥Fabulessエマルジョンの、粒径分布図(図表、グラフ)を示す。] [0013] [発明の詳細な説明] 本発明は、水性媒体中に再分散させた後に、粒径が元の水中油型エマルジョンの最大粒径以下である再分散油滴を少なくとも75容積%有し、かつ噴霧乾燥前の水中油型エマルジョンの粒子の少なくとも95容積%が<1μmの粒径を有する、噴霧乾燥水中油型エマルジョンを得る方法であって、水中油型エマルジョンを用意するステップと、非脂質キャリアを前記水中油型エマルジョンに添加して水中油/キャリア混合物を得るステップと、得られた水中油/キャリア混合物を均質化するステップと、得られた均質化水中油/キャリア混合物を噴霧乾燥するステップとを含む方法を提供する。] [0014] 粒径分布は、本発明に関連した特徴である。粒径分布(PSD)は多数の方法で測定でき、それぞれの方法で粒径分布の典型的な数式が得られる。粒径分布を求める方法を記載した多数の刊行物がある。例えば、Introduction to Particle Technology by M.Rhodes[John Wiley and Sons,New York,1998;chapter 3]、またはPerry’s Chemical Engineers’Handbook by R.H.Perry and D.W.Green[7th Ed.,McGraw−Hill,New York,1997;chapter 20]を参照されたい。] [0015] 本発明では、粒径分布を求めるために前方光散乱法(forward light scattering method)を使用した。この方法では一般に、D[4,3]で表される容積荷重平均粒径(Volume Weighted Mean Particle Diameter)が得られ、また容積d10、d50、およびd90の値(累積粒径分布における値を表すものであって、粒子の容積の10%、50%、および90%がその値よりも下回る)が得られる。容積d50の値は、容積荷重中央粒径(Volume Weighted Median Particle Diameter)とも呼ぶ。] [0016] PSD測定の1つの非限定的な例を実施例5に記載する。] [0017] 元の水中油型エマルジョン(すなわち、噴霧乾燥前の水中油型エマルジョン)の粒径分布を、水性媒体中に噴霧乾燥水中油型エマルジョンを再分散させた後に得られる分散液中の粒径分布と比較すると、再分散させた水中油型エマルジョンの油滴の少なくとも75容積%が、元の水中油型エマルジョンの最大粒径以下の粒径を有する。より好ましくは、前述の百分率は少なくとも80または85%である。90、91、92、93、94および95%がさらにより好ましい。96、97、98および99%が最も好ましい。百分率はすべて容積百分率である。] [0018] 非限定的な例として、以下に説明する。得られるかまたは用意された(元の、すなわち噴霧乾燥前の)水中油型エマルジョンは、粒径分布が0.1から1μmの間である(例えば、前方光散乱法で測定)。この例の最大粒径は1μmである。エマルジョンを非脂質キャリアと混ぜ合わせ、噴霧乾燥および水性媒体中への再分散を行った後、再分散油滴の粒径分布を求める。再分散油滴の少なくとも75%は、径が1μm(元の分散液の最大粒径)以下でなければならない。さらにより好ましくは、再分散油滴の少なくとも75%は、径が0.1から1μmの間でなければならない。他の残りの油滴は、径が0.1μmより小さいか、または1μmより大きくてもよい。典型的には、残りの滴は、大きな(この例では、1μmより大きな)径を有するであろう。本発明の方法によれば、再構成された油滴の大多数は、元の水中油型エマルジョンで見出された径の範囲に再び入ることになる。] [0019] 滴の残り(径の要件に合致しないもの)は、典型的には噴霧乾燥による損傷を受け、その結果、合体してより大きな粒子を形成していた。噴霧乾燥による損傷の程度は、例えば、キャリアを水中油型エマルジョン中へ穏やかに混合することによって制御できる。] [0020] 高濃度の水中油型エマルジョンを使用する場合、水中油型エマルジョンを希釈するよう勧められている。当業者は、水中油型エマルジョンの所望の希釈倍率をうまく決定することができる。それゆえに好ましい実施態様では、水中油型エマルジョン中の脂の量は、噴霧乾燥の前に好適な量に調整される。] [0021] 本発明の発明者らは、市販のFabuless(商標)水中油型エマルジョンは、噴霧乾燥前に、11〜15重量%の範囲の脂濃度に希釈するのが好ましいことを確認した。より好ましくは、12〜14重量%の脂濃度であり、最も好ましくはおよそ13%の脂濃度である。] [0022] 言い換えれば、再分散させた(噴霧乾燥)水中油型エマルジョン中の粒径分布のシフトは、元のもの(すなわち、噴霧乾燥の前のもの)と比べて、25(容積)%以下である。より好ましくは、シフトは20、15または10%未満である。さらにより好ましくは、シフトは9、8、7、6または5%未満である。最も好ましい実施態様では、粒径分布におけるシフトは、4、3、2または1%未満である。] [0023] 本発明による方法では、噴霧乾燥前には、水中油型エマルジョンの粒子の少なくとも95%が、<1μmの粒径を有する。好ましい実施態様では、少なくとも96、97、98、99または100%の粒子が、前述の粒径を有する。] [0024] 本発明による方法は、(粒子の少なくとも95%が<1μmの粒径を有していなければならないという要件を満たしている限り)すでに調製されている(例えば、市販の)水中油型エマルジョンを用いて開始することができる。あるいは本発明による方法は、水中油型エマルジョンを調製することから開始することができる。水中油型エマルジョンは、典型的には、別個の構成成分を混合し(これについては、後ほどさらに詳しく取り上げる)、得られた混合物を均質化する(500〜700バールで少なくとも3回均質化することを含む高圧均質化法(high−pressure homogenization method)など)ことによって調製する。均質化ステップの総数および強さは、400〜700バールで6回まで変えることができる(例えば、600バールで6回)。より大きな圧力を均一に十分加えることもできる。] [0025] 水中油型エマルジョンをキャリアと穏やかに混合した後、その得られた混合物に対して均質化を実施するが、その均質化は、典型的には150〜250バールでの1回の均質化ステップを含む。大きな値(例えば、500バール)もまた使用できるが、普通はどんな利点ももたらされない。言い換えれば、本発明による方法は、水中油型エマルジョンがすでに入手可能である場合、高圧ホモジナイザーの一般的な圧力(150〜250バールなど)での少なくとも1回の均質化を含む。] [0026] 水中油型エマルジョンを原料(後ほどさらに詳細に明記する)から調製する必要がある場合、本発明による方法は、2つの別個の均質化操作を含みうる。最初の操作(すなわち、水中油型エマルジョンの調製のためのもの)は、比較的高圧(400〜1000バールなど、例えば、600バール)で何回か通過させることによって行い、第2の操作(すなわち、水中油型エマルジョンとキャリアとの均質混合物を得るためのもの)は比較的低圧(100〜500バールなどであるが、より典型的には150〜250バール)で行う。] [0027] 本発明はさらに、本明細書に記載した方法に従って得られる噴霧乾燥水中油型エマルジョンを提供する。そのような組成物の特徴は、本明細書で以下にさらに詳しく説明する。] [0028] 本発明はさらに、上述の噴霧乾燥水中油型エマルジョンを水性媒体中に分散させることを含む、水中油型エマルジョンを得る方法を提供する。] [0029] 本発明はさらに、油相と固体非脂質キャリアとを含む食用噴霧乾燥粒状組成物に関する。] [0030] 本発明の組成物は、動物が摂取する、例えば、人間が摂取するのに適しているという意味で食用である。したがって、本発明の組成物のすべての構成成分は、動物が摂取するのに適しているか、または動物が摂取するのに適していると考えられる量だけ存在することになる。] [0031] 本発明の組成物は、噴霧乾燥組成物である。これは、組成物が、噴霧乾燥によって得られたもの、または得ることのできるものであることを示す。すなわち、組成物は、典型的には、油相が特定の固体非脂質キャリア中に包み込まれている粒状組成物である。油相は、典型的にはキャリア全体にわたって滴として均一に分散しており、キャリアは、典型的には油滴間及び/または油滴の周囲に連続したガラス状の物質として存在する。結果として、噴霧乾燥組成物中の油相は、周囲または環境(酸素など)にほとんどさらされず、その結果、油相は非常に安定しほとんど酸化を受けない。] [0032] 組成物は油相とキャリアとを含む。油相は、水中油型エマルジョンから得られる。すなわち、本発明の組成物は、水中油型エマルジョンとキャリアとのスラリーを噴霧乾燥することによって得られる。したがって組成物の油相は、水中油型エマルジョン中の油に由来する油である。] [0033] 本発明の組成物は、工業設備、例えば、食品工業で用いられる工業設備で処理することができるように、易流動性であることが好ましい。] [0034] 本発明の組成物を調製するのに用いる水中油型エマルジョンは、非極性脂質と脂質乳化剤とを含む。本発明の組成物の調製に用いる、非極性脂質および脂質乳化剤を含む好適な水中油型エマルジョンは、米国特許第6,517,883号明細書(Hersloefら)、米国特許第6,355,693号明細書(Hersloefら)および米国特許第5,688,528号明細書(Carlssonら)に開示されており、これらを本明細書に援用する。] [0035] 本発明の有利な態様によれば、水中油型エマルジョンは、組成物の種々の性質を向上させるため、当該技術分野において知られている更なる構成成分を任意選択で含んでもよく、それには、香味剤、甘味料、着色剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤及び/または健康補助食品のうちの1つまたは複数などがある。] [0036] 本発明における非極性脂質は、好ましくは、室温において固体、半固体、または液体のトリグリセリドであり、天然油、半合成油、および合成油から選択されるものである。天然油は、好ましくは、主として(すなわち、90重量%よりも多く、好ましくは95重量%より多い)、グリセロールのパルミチン酸エステル、オレイン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステルおよびステアリン酸エステルの混合物をベースにしたものである。最も好ましいのは、パーム油およびそれと同等の製菓用脂(ヤシ油、パーム核油、カカオ脂など);部分水素化ダイズ油;部分水素化ナタネ油/ヒマワリ油およびそれと同等の液状植物油(ダイズ油、ナタネ油、サフラワー油、オリーブ油、トウモロコシ油、落花生油、亜麻仁油、米糠油、およびゴマ油など);動物の脂および油(魚油、バター脂、ラード、獣脂、それらの留分および混合物(エステル交換混合物など)など)である。非極性脂質と乳化剤との重量比は、好ましくは6:1〜60:1、より好ましくは10:1〜30:1である。] [0037] 本発明における脂質乳化剤は、天然起源のものでも合成起源(半合成も含む)のものであってもよい。特に好ましいのは、モノグリセリドおよびジグリセリド(特に、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、およびリノレン酸のモノグリセリドおよびジグリセリド)、それらの混合物および酸エステル(特に、それらの酢酸エステル);ソルビタンエステルおよびポリソルベート;ポリグリセロールエステル;スクロースエステル;プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル;乳酸、コハク酸、フルーツ酸(fruit acid)のエステル;レシチン;特定の膜脂質(リン脂質、ガラクトリピド、スフィンゴ脂質など);および疎水修飾デンプン(hydrophobically−modified starch)から選択される乳化剤である。] [0038] 本発明における乳化剤は、好ましくは、リン脂質含有物質(大豆レシチンなど)またはガラクトリピド含有物質(分別オート麦油など)から選択され、その中でも、ガラクトリピド物質が最も好ましい。好ましいガラクトリピド物質は、20重量%〜30重量%のガラクトリピド(主として、ジガラクトシルジアシルグリセロール)、および10重量%〜15重量%の他の極性脂質を含む。] [0039] 本発明の組成物の調製に用いるのに適したキャリアは、実質的に水中油型エマルジョンに溶けないか、またはそうでなければ実質的にその影響を受けないものである。当然ながら、これは水性媒体との接触時に本発明の組成物から解放される水中油型エマルジョンの条件である。] [0040] 本発明の組成物の調製に用いるのに適したキャリアは、好ましくは、野菜由来、動物由来または野菜と動物の両方に由来する食料から選択される。好ましくは、キャリアは、実質的に変化せずに胃腸管の少なくとも上部を通過しうるものでありうる。本発明におけるキャリアは、実質的に水に不溶性でありうるが、水との接触よって膨潤しうる。しかし、好ましくは、本発明におけるキャリアは、部分水溶性であるかまたは完全水溶性である。水中油型エマルジョンに添加する前、キャリアは液体であっても固体であってもよい。] [0041] 食品用途に適した任意の好適なキャリアを、本発明の組成物の調製に使用してよい。] [0042] 好ましいキャリアとしては、デンプンまたは修飾デンプン(マルトデキストリンなど)またはグルコースシロップあるいは単糖類、二糖類またはオリゴ糖類;タンパク質物質(乳漿タンパク、大豆タンパク質およびカゼインなど);野菜由来の他の物質(オートブラン、もみ殻または粉砕した種に由来する物質など)、ゴム(アラビアゴムなど)、ペクチン、キサンタンまたはカラギナンがある。有機キャリア物質に加えて、食品工業で用いられる無機キャリア物質(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、およびリン酸カルシウムなど)を特定用途に使用することができる。] [0043] 好適なキャリアのさらに別の例は、可溶性または不溶性繊維である。好適な繊維は、イヌリンまたは部分加水分解イヌリンなどのオリゴフルクトースである。] [0044] したがって、キャリアは、上に明記した物質の1種または複数種を含むことができる。キャリアは、少なくとも約50重量%、例えば、少なくとも約60重量%(少なくとも約70重量%、少なくとも約80重量%、少なくとも約90重量%、少なくとも約95重量%など)を構成することができるか、または上述の物質またはその2種類以上の組み合わせから本質的になりうる。] [0045] マルトデキストリンは、正式には、20個未満のデキストロース(ブドウ糖)単位が結合したものを含んでいるデンプン加水分解生成物である。グルコースシロップは、正式には、単糖類、二糖類、およびそれ以上の糖類の任意のデンプン加水分解物であり、任意の源のデンプンから作ることができる。最も一般的なその源は、そのうちのトウモロコシ/メイズ、小麦、米およびジャガイモである。したがって、「マルトデキストリン」および「グルコースシロップ」という用語はどちらも生成物の同族類を表し、単一の別個の成分ではない。本明細書では、「マルトデキストリン」および「グルコースシロップ」という2つの用語は、単糖類、二糖類、およびそれ以上の糖類のデンプン加水分解物を表すために同じ意味で使用されることがある。すなわち、本明細書において「マルトデキストリン」は、DEが20以上のデンプン加水分解生成物を包含しうる。] [0046] 前述のように、キャリア物質の混合物、例えば、上述のキャリア物質の2種または3種以上の混合物を使用することも本発明の範囲に含まれる。] [0047] 原則として、水媒体との接触によってそれが解放されて前記水媒体中に水中油型エマルジョンが形成されるのを妨げるような不可逆的な仕方で、水中油型エマルジョンと相互作用しない(少なくともかなりの程度までしない)任意の食用固体キャリア物質を使用してよい。] [0048] 本発明の組成物を調製するために、水中油型エマルジョンを固体または液体の非脂質キャリアと混合する(水中油型エマルジョンおよび非脂質キャリアはどちらも上述したとおりのものである)。次いで、得られた混合物を噴霧乾燥して本発明による組成物を得る。] [0049] 水中油型エマルジョンは、典型的には、乾燥させる前に再配合する。この工程は、典型的には、水中油型エマルジョンを水に添加し、それからキャリアを添加することを含みうる。すなわち、キャリアは、予め適当な濃度に任意選択で希釈されている場合もある水中油型エマルジョンに加えることができる。水への水中油型エマルジョンの添加及び/または水中油型エマルジョンへのキャリアの添加は、典型的には攪拌しながら行う。] [0050] 再配合の工程は、約40℃〜約70℃の温度、例えば、約50℃〜約60℃、好ましくは約55℃で実施できる。次いで再配合されたエマルジョンは、典型的には、使用するときまで、任意選択で穏やかに攪拌しながら、再配合が実施された温度に維持される。] [0051] 水中油型エマルジョンおよびキャリアは、本発明の組成物中の油とキャリアの量が望ましい量になるように、混合する。混合は、典型的には穏やかに行う。例えば、少しずつキャリアを(例えば、分離した相として、または連続した流れだが、ゆっくりした流れとして)水中油型エマルジョンに添加することにより行う。] [0052] 典型的には、本発明の組成物は、好ましくは約0.1重量%〜約90重量%の水中油型エマルジョンおよび約10重量%〜約99.9重量%のキャリアを含み;より好ましくは、約5重量%〜約60重量%の水中油型エマルジョンおよび約40重量%〜約95重量%のキャリア;さらにより好ましくは、約5重量%〜約40重量%の水中油型エマルジョンおよび約60%〜約95%のキャリア、もっとも好ましくは約30重量%〜約40重量%の水中油型エマルジョンおよび約60重量%〜約70重量%のキャリアを含む。] [0053] 組成物は、約0重量%〜約5重量%の水を含んでもよい。] [0054] 水中油とキャリアとの混合物は、任意の周知の方法で噴霧乾燥することができる。しかし、典型的には、この工程は、水中油型エマルジョンの噴霧化(滴の生成)、熱い乾燥空気流で滴を乾燥させること、および得られた粉末を湿潤空気から分離することを含む。次いで粉末を冷却し、任意選択で、更なる構成成分と混合し、かつ/または包装することができる。] [0055] さらに詳細には、液状の水中油型エマルジョン/キャリア混合物は、噴霧装置にポンプで送られ、そこで砕かれて小さな滴にされる。次いでそれらの滴は、典型的には、熱空気の流れに出会い、乾燥空気中にまだ浮遊している間にその湿気を失う。次いで、乾燥粉末は、例えば、サイクロンの中で遠心作用によって湿潤空気から分離することができる。] [0056] 水中油型エマルジョン/キャリアの混合物は、典型的には、混合物を再配合した温度で、すなわち、約40℃〜約70℃の温度、例えば、約50℃〜約60℃、好ましくは約55℃で噴霧化手段に供給することができる。] [0057] 噴霧化は、任意の好適な手段、例えば、回転円板(または遠心噴霧機)、高圧噴霧化、二重液体噴霧化(dual fluid atomization)、二液噴霧化(bifluid atomization)または超音波噴霧化を用いて、実行することができる。] [0058] 噴霧化を行うのに用いる圧力(高圧噴霧化手段または二重液体噴霧化手段または二液噴霧化手段が使用される場合)は、所望の滴径となるように選択する。ただし、本発明との関連では、約50バール〜約500バールの圧力(約50バール〜約200バールなど)が望ましく、例えば約70バール〜約100バール(約80〜約90バールなど)を都合よく用いて本発明の組成物を実現することができる。] [0059] エマルジョンは、乾燥させる前に、任意選択で均質化してもよい。そのような均質化は、約50バール〜約800バールの圧力(例えば、約80バール〜約600バール)で都合良く実施することができる。好ましくは、前記均質化は150から250バールの間で実施する。乾燥は、例えば、並流システム(co−current flow system)または対向流システム(counter−current flow system)を用いて、あるいはこれらのシステムを組み合わせて行うことができる。典型的には空気を乾燥媒体ガスとして使用するが、窒素などの不活性気体を使用してもよい。] [0060] 分離は、サイクロン処理、メッシュ濾過、湿式スクラバー(liquid scrubber)または静電沈着(electro−static precipitation)などの任意の好適な手段を用いて達成することができる。サイクロンでは、高密度の粉末粒子はサイクロンの壁に向かって強制的に押しやられるが、より軽い湿潤空気は排気管によって遠ざけられる。粉末はサイクロンの下部に沈降し、そこから排出装置によって取り出すことができる。] [0061] 本発明の方法は、得られた粒状組成物から、例えば、ふるい分けによって、記載した粒径の部分を分離する更なるステップを含むことができる。] [0062] 噴霧乾燥工程は、多段式乾燥工程として(微粉を噴霧器に再循環させる)、または単一効果(single effect)乾燥工程として(微粉は噴霧器に再循環されず、乾燥生成物はサイクロンに直接回収される)実施できる。単一効果乾燥工程を使用するのが好ましい。] [0063] 上述の噴霧乾燥工程により、食用噴霧乾燥粒状組成物を調製することができる。したがって、本発明は、本明細書に記載の方法で得られたかまたは得られる食用噴霧乾燥粒状組成物に関する。] [0064] 必要に応じて、固化防止剤を添加して組成物の流動性を改良することができる。任意の好適な食品用固化防止剤を使用してよい。本発明に用いるのに適した具体的な固化防止剤としては、リン酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、フェロシアン化ナトリウム、フェロシアン化カリウム、フェロシアン化カルシウム、骨質リン酸塩、ケイ酸ナトリウム、二酸化ケイ素、ケイ酸カルシウム、三ケイ酸マグネシウム、タルカムパウダー、アルミノケイ酸ナトリウム、ケイ酸アルミニウムカリウム、アルミノケイ酸カルシウム、ベントナイト、ケイ酸アルミニウム、ステアリン酸およびポリジメチルシロキサンがある。2種以上のそうした試剤を組み合わせて使用してもよい。] [0065] 本発明の組成物あるいは本発明の方法によって得られたかまたは得られる組成物(どちらも本明細書では「本発明の組成物」と呼ぶ)は、水性媒体との接触によって油相がキャリアから解放されて水中油型エマルジョンを形成することができるようなものである。] [0066] 本明細書で使用される水性媒体という用語は、水、塩(塩化ナトリウムなど)及び/または有機化合物(ブドウ糖及び/または果糖など)の水溶液、また有機物質(スキムミルクなど)の水性懸濁液及び/またはエマルジョン、さらにはだ液または胃液を含むことを意図するが、必ずしもそれらに限定されるわけではない。] [0067] 本発明の組成物では、約50重量%より多い、より好ましくは約75%より多い、例えば、約95重量%より多い油相または実質的に油相全体が、例えば、約75℃未満、より好ましくは約50℃未満、より好ましくは約40℃未満の温度(およそ周囲温度など(約18℃〜約23℃など))または口の中の条件で、水性媒体との接触によって解放されるのが好ましい。] [0068] 本発明の組成物は、組成物が水性媒体と接触して再構成された水中油型エマルジョン中の油滴のD[4,3]が、約100nm〜約1000nm、例えば約200nm〜約700nmなど、好ましくは約300nm〜約600nmであるようなものであってよい。] [0069] あるいはその代わりに、またはそれに加えて、少なくとも約75%、少なくとも約85%または少なくとも約90%の前記水中油型エマルジョンの油滴の径が、約10μm未満、約5μm未満または約1μm未満である。上記の百分率および粒径を任意に組み合わせて、本発明の組成物から解放される油滴を定義することができる。] [0070] したがって、少なくとも約75%の油滴の径が約10μm未満であってよいか、少なくとも約75%の油滴の径が約5μm未満であってよいか、少なくとも約75%の油滴の径が約1μm未満であってよいか、少なくとも約85%の油滴の径が約10μm未満であってよいか、少なくとも約85%の油滴の径が約5μm未満であってよいか、少なくとも約85%の油滴の径が約1μm未満であってよいか、少なくとも約90%の油滴の径が約10μm未満であってよいか、少なくとも約90%の油滴径が約5μm未満であってよいか、あるいは少なくとも約90%の油滴の径が約1μm未満であってよい。] [0071] 本発明によれば、本発明の組成物と水性媒体との接触によって形成されるエマルジョン中の油滴の容積d90は、本発明の組成物の調製に用いられるエマルジョンのそれよりも約30%未満だけ、好ましくは約15%未満だけ、もっとも好ましくは約10%未満だけ大きい。] [0072] [D4,3]、径およびd90はすべて当業者によく知られているパラメーターであり、よく知られている方法で求めることができる。そうしたパラメーターは、例えば、前方光散乱を用いて求めることができる。] [0073] 本発明の組成物は、それ自体を食品または栄養補助食品として使用するか、または食品(または食料)または栄養補助食品の製造に使用することができる。したがって、本発明は、本発明の組成物を含むかまたは本発明の組成物から本質的になる(あるいは、本発明の組成物の再分散によって生じるエマルジョンを含む)食品または栄養補助食品に関する。栄養補助食品は、本発明との関連では、人間または動物が摂取するため調製されるものであるが、それ自体は、従来の食品としてまたは食事または食物の単独品として使用するためのものを意味するものではない。] [0074] 本発明による食品または栄養補助食品の調製方法は、その調製時に本発明の組成物を食品または栄養補助食品中に混ぜることを含む。本発明の組成物は、1種または複数種の食物成分及び/または栄養補助品と混ぜ合わせて本発明の食品または栄養補助食品を調製することができる。結果として得られる食品または栄養補助食品は、本発明の組成物を含みうるか、または本発明の組成物の再分散によって生じるエマルジョンを含みうる。] [0075] したがって、本発明は、食品または栄養補助食品の製造における本発明の組成物の使用を提供する。本発明はまた、食品または栄養補助食品としての本発明の組成物の使用を提供する。] [0076] 本発明による食品または栄養補助食品は、任意の好適な形態であってよい。したがって、食品または栄養補助食品は、固体形態(丸剤、カプセル、錠剤、粉末など)か、またはそのままの摂取を意図した最終食品であってよい。本発明の食品または栄養補助食品はまた、半液体形態または液体形態であってもよい。] [0077] 食品または栄養補助食品は、そのまま摂取するためのものであっても、使用前に水性媒体と混合することを意図したものであってもよい。そのような水性媒体は、水、ミルク(脂肪分無調整ミルク、低脂肪分(half−fat)ミルクまたはスキムミルクなど)、ヨーグルト、飲料(ソフトドリンクなど、例えば果汁)、大豆飲料、米飲料(rice drink)、野菜系飲料、ミルクセーキ(shake)、コーヒーまたは茶であってよい。] [0078] 本発明の食品または栄養補助食品は、本発明の組成物が含まれうる任意の食品または栄養補助品、または組成物がその調製に用いられた任意の食品または栄養補助品であってよい。] [0079] したがって、食品または栄養補助食品は、例えば、乳製品、食肉加工品、菓子製品、スープ(または即席スープ粉末)、飲料、ドレッシング、ソース、調味料、ジャム、マーマレード、ゼリー、バー(シリアルバーまたはプロテインバーなど)、穀物製品(朝食用の穀物食品など)、焼成製品であってよい。本発明の食品または栄養補助食品は、そのような食品または栄養補助食品の調製に用いる粉末であってよい。] [0080] 乳製品は、ヨーグルトであるか、または酪農ミルク(dairy milk)を乳酸産生バクテリアで発酵させて製造される他の液状または半液状乳製品であるか、またはそのような発酵乳製品のかなりの部分を含む(少なくとも約30%または少なくとも約50重量%以上)製品であってよい。乳製品は、スプレッド、クリーム、ヨーグルト系飲料、ミルク系飲料、発酵乳飲料(fermented dairy drinks)、フレッシュチーズ、カテージチーズまたはアイスクリームであってもよい。] [0081] 本発明による菓子製品は、例えば、チョコレート、キャンデー(例えば、キャンディーバー)、または別の食品の詰め物であってよい。本発明によるドレッシングは、例えば、オイル系及び/または食用酢系サラダドレッシングまたはヨーグルト系ドレッシングであってよい。] [0082] 本発明による飲料は、例えば、ソフトドリンク(フルーツ系または野菜系の飲料など)、大豆飲料、米飲料、コーヒー、茶または混合飲料(beverage mixer)であってよい。本発明の組成物は、あとで飲料(例えば、本明細書で言及した飲料の1つ)の調製に用いることを意図した粉末などの成分中に存在してよい。] [0083] 本発明の組成物は、つなぎ、クリームまたは詰め物(例えば、ペストリー、クッキーまたはケーキやケーキ類などの焼成製品で使用されるもの)の中に存在してよい。] [0084] 本発明の食料または栄養補助食品は、食事代替製品であってよい。そのような製品は、粉末形態(これはあとで水性媒体と混合することができる)(例えば、スープ粉末またはシェイクパウダー(shake powder))、液体形態または固体バー形態であってよい。そのような製品は一般に、1回分、2回分またはそれ以上の通常の日常の食事の代わりに個人が摂取するよう意図されている。そのような食事代替製品は、典型的には約100〜約400キロカロリー、例えば、約150〜約250kcalを含みうる。それらは、少なくとも約25%のタンパク質および少なくとも約3種類のビタミンおよびミネラルを含みうる。そのような製品は、一食分当たり少なくとも2g、より好ましくは少なくとも5gの繊維を含みうる。] [0085] 本発明はまた、本発明の組成物を水性媒体と接触させることによって得られる水中油型エマルジョンに関する。そのような水中油型エマルジョンは、本発明の組成物を水性媒体と接触させることによって調製できる。そのような方法は、任意選択で均質化を伴っていてよい。] [0086] 本発明はさらに、満腹感(satiety)を引き起こす方法であって、調製時に本発明の組成物を食品または栄養補助食品中に混ぜ、前記満腹感を引き起こす必要のある人に前記食品または栄養補助食品を与えることを含む方法を提供する。本発明はまた、満腹感を引き起こすために本発明による組成物を使用することを含む。] [0087] 以下の非限定的な実施例により、本発明を例示する。] [0088] [実施例] [実施例1] Fabuless(商標)エマルジョン 分別パーム油を含む42.5重量%のエマルジョンの調製(バッチサイズ300g)。] [0089] ] [0090] パーム油を50℃で溶融させ、分別オート麦油と混合する。油相と水を65〜70℃まで予熱し、次いで15,000rpmで高せん断混合しながら4分間かけて油相を水に添加する。次いでエマルジョンになる前のものを2つの部分に分ける。一方の部分を400バールで均質化し、他方の部分を800バールで均質化する。どちらも60℃で6サイクル行う(Rannieホモジナイザー、Model Mini−Lab 8.30H,APV Rannie,Denmark)。] [0091] 調製されたどちらの部分も、同様のクリーム状の粘稠性のあるエマルジョンになる。平均粒径(D[4,3])はおよそ480nmである(Zetasizer 4,Malvern Instruments,UKまたはBeckman Coulterの同等機器;実施例5を参照)。] [0092] 別の実験では、上述のエマルジョンになる前のものを600バールで6回均質化した。] [0093] 上述のように調製したエマルジョン(以下、Fabuless(商標)と呼ぶ。これは、DSMFood Specialties,Delft,Netherlandsから販売されている)は、使用するまで2℃〜8℃で貯蔵することができる。より好ましくは、貯蔵は周囲温度(25℃まで)で行う。] [0094] 同様な方法で、分別パーム油が26.5%、分別オート麦油が2.0%である28重量%のエマルジョンを作ることができる。] [0095] [実施例2] 乾燥に適したエマルジョンの調製 乾燥物質が40%、乾燥後の油分が33%、キャリアが67%である、乾燥させるのに適したエマルジョン1000グラムを調製するために、以下の手順を確立した: 穏やかに攪拌しながら、314グラムのFabuless(商標)を55±2℃まで加熱する。 穏やかに攪拌しながら、404グラムの脱塩水を55±2℃まで加熱する。 加熱した脱塩水を添加して、Fabuless(商標)を希釈する。 穏やかに攪拌しながら、282グラムのマルトデキストリン(DE29、95%の乾燥物質)を、希釈されたFabuless(商標)中にゆっくり溶かし、温度を55±2℃に維持する。] [0096] この得られたエマルジョンは、55℃で一晩安定していた。] [0097] [実施例3] Fabuless(商標)に対して実施された噴霧乾燥試験 物質および方法 Fabuless(商標)は実施例1で記載したようにして調製し(バッチNo.KLB07108)、マルトデキストリン(DE=29)はSyralSAS,Marckolsheim−Franceから入手した(参照番号:GD2910QJ)。実施例2で述べた手順に従って、乾燥させるためにFabuless(商標)を再配合した。次いで、噴霧乾燥試験をパイロット規模の多段階乾燥(Multi Stage Drying)(MSD)塔で実施した。] [0098] 結果 実施例2で上述した手順に従って、Fabuless(商標)の2つの調製物800kgを作った(試験の日ごとに1つ)。乾燥物質および油滴径を測定する(Malvern Mastersizer 2000)ためにそれぞれの調製物をサンプリングした。] [0099] 両方の調製物で同じ結果となった: ・乾燥物質=26±1% ・油滴径: 100nm〜1000nm、D[4,3]=400nm] [0100] 乾燥物質は、予想よりも少し少なかったが、これは重量/容積の測定の精度によって説明されうる。再配合したエマルジョンは、Fabuless(商標)と比べて油滴径は少しも違わなかった。これらのエマルジョンは、室温で少なくとも2週間、安定したままであった。] [0101] 試験で用いた乾燥パラメーターを以下の表1に示し、試験結果を表2に示す。これらは試験3の乾燥パラメーターである。塔は単一効果塔として使用した(微粉を塔へ再循環させない)。乾燥Fabuless(商標)をサイクロンに直接回収する(外部振動流動床は使用しない)。] [0102] ] [0103] ] [0104] 85バールの噴霧化圧力で(表2の試験番号1を参照)、製品は壁にくっつかず、1μmを超える油滴の百分率はほんの13%だった。したがって、比較的小さい噴霧化圧によって良好な乾燥が実現できたと思われる。] [0105] MSD塔を、単一効果乾燥(Simple Effect Dying)(SED)塔としても使用した(微粉は噴霧器へ再循環されず、乾燥製品はサイクロンに直接回収される)。この方法では、乾燥製品のPSDは変化しないままだった(表2の試験番号2を参照)。このことは、大きな滴を乾燥させるためには時間がかかること、また排気の場所(塔の頂上)のせいで塔内に乱流が起こることによって説明がつくであろう。塔内で粒子(湿ったものと乾燥したもの)間の接触の可能性が高く、凝集も起こった。SEDでのPSDは、MSDの場合より広いが、これは微粉が最終製品内に残るためである。SEDで見られた更なる向上点として、乾燥Fabulessの再分散性が迅速になったことがあった。] [0106] 上述の理由を考慮して、乾燥前のエマルジョンの均質化効果を調べるのに、SED法をそのまま使用した。] [0107] 表2の試験番号3では、均質化により、再分散されたエマルジョン中の油滴径を減少させることが可能であり、また乾燥Fabulessの再分散性が向上することも分かる。] [0108] 表2の試験番号4および5では、再配合したFabuless(商標)を均質化した場合と、しない場合について、噴霧化を二液ノズルで実施した。再分散乾燥製品中の油滴径に対して均質化の好ましい効果(すなわち、d50の低下)が観察された。しかし、二液ノズルでは、1μmより大きい滴の百分率(15〜20%)が高圧ノズル(10%)よりも高くなった。] [0109] 結論 DEが29であるマルトデキストリンは、Fabuless(商標)水中油型エマルジョンを乾燥させるためのキャリアとして使用できることが分かる。乾燥させるために再配合されたFabuless(商標)エマルジョンは、室温で少なくとも2週間(油滴径に関して)安定していた。均質化(500バール)は、再分散された乾燥Fabuless(商標)エマルジョンの油滴径に対して好ましい効果があり、また均質化により再分散速度も向上した。乾燥前の再配合エマルジョンの均質化、SEDおよび低い噴霧化圧(85バールでのHPノズル)により、最善の結果が達成された。] [0110] [実施例4] Fabuless(商標)に対して実施された更なる噴霧乾燥試験 キャリアがグルコースシロップ(DE33)であり、パイロット規模のFiltermat乾燥機を使用したこと以外は、更なる噴霧乾燥試験を実施例4で述べたようにしてFabuless(商標)エマルジョンで実施した。] [0111] 結果 実施例2において上述した手順に従ってFabuless(商標)を調製した。乾燥物質および油滴径を測定する(Malvern mastersizer 2000)ために調製物をサンプリングした。] [0112] 調製物の結果は以下のようであった: ・乾燥物質=50% ・油滴径: 250〜750nm、D[4,3]=450nm。] [0113] 再配合したエマルジョンは、油滴径がFabuless(商標)と少しも違わなかった。これらのエマルジョンは、少なくとも2週間安定したままだった。] [0114] 乾燥試験は、入口気温が180℃、出口気温が73〜79℃、噴霧化圧力が85±5バール、エマルジョンの温度が55〜56℃の状態で実施した。再配合したエマルジョンは、噴霧乾燥の前に150バールで均質化した。再分散後の>1μmの容積分率は8%であった。] [0115] 結論 DE=33のグルコースシロップは、Fabuless(商標)水中油型エマルジョンを乾燥させるためのキャリアとして使用できることが分かる。] [0116] [実施例5] Fabuless(商標)乾燥配合物:パイロットプラントの試料の粒径分布の評価 満腹感の誘発物質としてのFabuless(商標)エマルジョンの有効性は、幾つもの臨床研究によって支持されている。乾燥製品に関連した同様の栄養に関する請求項を支持する、入手可能な有効性の研究を利用できるようにするためには、水性媒体中への粉末の再分散後の粒径分布が、元のエマルジョンの粒径とできるだけよく類似しているべきである。] [0117] したがって、実施例3において上述した試験番号3の乾燥Fabuless粉末の粒径をさらに詳細に調べた。] [0118] 最適条件における試験結果は、粉末粒子の径が100〜300μmで、脂肪分がおよそ33%である易流動性の白色粉末であった。粉末は容易に冷水中に再分散させることができた。10重量%の粉末を冷水中に再分散させて得られたエマルジョンを、5000rpmで20分間遠心分離機にかけた。エマルジョンの分離は観察されなかった。] [0119] 元のエマルジョンと再分散させた粉末の粒径を、Beckman Coulter LS13320の前方レーザー光散乱装置(forward laser light scattering device)で比較した。径の分布の結果を図1に示す。] 図1 [0120] 物質の噴霧乾燥の結果、粒径が増大する(おそらく油滴の凝集によって引き起こされる)ことが分かる。平均粒径(D[4,3])は0.398から0.555μmへと増大した。しかし、1.047μm未満の粒子の容積分率は91.7%である。] [0121] Fabuless(商標)水中油型エマルジョンの入手可能な有効性データを使用できるようにするためには、再分散された乾燥粉末の分散液と元のエマルジョンとの間に一致関係があるのが好ましい。] [0122] 1μm未満の粒子がすべて有効であると仮定すると、水性媒体中へ分散させた後、乾燥粉末は元のエマルジョンと比べて90%を超える一致関係があることを示すことができる。]
权利要求:
請求項1 水性媒体中に再分散させた後に、粒径が元の水中油型エマルジョンの最大粒径以下である再分散油滴を少なくとも75容積%有し、かつ噴霧乾燥前の水中油型エマルジョンの粒子の少なくとも95%が<1μmの粒径を有する、噴霧乾燥水中油型エマルジョンを得る方法であって、水中油型エマルジョンを用意するステップと、非脂質キャリアを前記水中油型エマルジョンに添加して水中油/キャリア混合物を得るステップと、前記得られた水中油/キャリア混合物を均質化するステップと、前記得られた均質化水中油/キャリア混合物を噴霧乾燥するステップとを含む、方法。 請求項2 キャリアと混合するのに用いる前記水中油型エマルジョンが、油と水との混合物を500〜1200バールで少なくとも3回均質化することによって調製されたものである、請求項1に記載の方法。 請求項3 請求項1または2に記載の方法にしたがって得られる、噴霧乾燥水中油型エマルジョン。 請求項4 請求項3に記載の噴霧乾燥水中油型エマルジョンを水性媒体中に分散させることを含む、水中油型エマルジョンを得る方法。 請求項5 粒状固体非脂質キャリアと油相とを含む食用噴霧乾燥粒状組成物であって、(i)前記油相は、水性媒体との接触によって前記キャリアから解放されて水中油型エマルジョンを形成することができ;かつ(ii)前記水中油型エマルジョン中の前記油滴が、約100nm〜約1000nmのD[4,3]を有し;前記水中油型エマルジョン中の前記油滴の少なくとも約75%が約10μm未満の径を有するか;または前記水中油型エマルジョン中の前記油滴の容積d90が、前記組成物の調製に用いる水中油型エマルジョンのそれよりも約30%未満だけ大きい、組成物。 請求項6 前記水中油型エマルジョン中の前記油滴が約200nm〜約700nmのD[4,3]を有する、請求項5に記載の組成物。 請求項7 前記水中油型エマルジョン中の前記油滴の少なくとも約75%が約1μm未満の径を有する、請求項5または6に記載の組成物。 請求項8 前記水中油型エマルジョン中の前記油滴の容積d90が、前記組成物の調製に用いる水中油型エマルジョンのそれとは約10%未満だけ異なる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。 請求項9 前記油相が非極性脂質と脂質乳化剤とを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。 請求項10 前記脂質乳化剤がガラクトリピド物質を含む、請求項9に記載の組成物。 請求項11 粒状固体非脂質キャリアと油相とを含む食用噴霧乾燥粒状組成物であって、前記油相は、水性媒体との接触によって前記キャリアから解放されて水中油型エマルジョンを形成することができ;かつ前記油相が非極性脂質とガラクトリピド物質とを含む、組成物。 請求項12 前記水中油型エマルジョン中の前記油滴が、請求項5〜9のいずれか一項に定義されたものである、請求項11に記載の組成物。 請求項13 約5重量%〜約60重量%の前記油相;約40重量%〜約95重量%の前記キャリア;および約0重量%〜約5重量%の水を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。 請求項14 前記非極性脂質が、天然油、半合成油、または合成油から選択される、請求項9〜13のいずれか一項に記載の組成物。 請求項15 前記非極性脂質が、天然油であって、その約90重量%より多くがグリセロールのパルミチン酸エステル、オレイン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステルまたはステアリン酸エステルのうちの1種または複数種を含んでなる、請求項9に記載の組成物。 請求項16 前記油が、パーム油またはそれと同等の製菓用脂(ヤシ油、パーム核油またはカカオ脂など)のうちの1種;部分水素化ダイズ油;部分水素化ナタネ油;ヒマワリ油またはそれと同等の液状植物油(ダイズ油、ナタネ油、サフラワー油、オリーブ油、トウモロコシ油、落花生油、亜麻仁油、米糠油、月見草油、ルリヂサ油またはゴマ油など)のうちの1種;あるいは動物の脂または油(魚油、バター脂、ラード、獣脂あるいはそれらのいずれかの留分または2種以上の混合物(エステル交換混合物など)など)から選択される、請求項15に記載の組成物。 請求項17 前記ガラクトリピド物質が、約20重量%〜約30重量%のガラクトリピド(主として、ジガラクトシルジアシルグリセロール)および約10重量%〜約15重量%の他の極性脂質を含む、請求項10〜16のいずれか一項に記載の組成物。 請求項18 前記キャリアが、野菜由来、動物由来または野菜と動物の両方に由来する、請求項1〜17のいずれか一項に記載の組成物。 請求項19 前記キャリアが、デンプン;修飾デンプン(マルトデキストリンまたはグルコースシロップなど);タンパク質物質(乳漿タンパク、大豆タンパク質またはカゼインなど);野菜由来の他の物質(オートブラン、もみ殻または粉砕した種に由来する物質など);ゴム(アラビアゴムなど);ペクチン;キサンタン;またはカラギナン;オリゴフルクトース(イヌリンまたは部分加水分解イヌリンなど);またはそれらのいずれかの2種以上の混合物から選択される、請求項1〜18のいずれか一項に記載の組成物。 請求項20 前記キャリアが、デンプン;修飾デンプン(マルトデキストリンまたはグルコースシロップなど);タンパク質物質(乳漿タンパク、大豆タンパク質またはカゼインなど);野菜由来の他の物質(オートブラン、もみ殻、粉砕した種に由来する物質);ゴム(アラビアゴムなど);ペクチン;キサンタン;カラギナン;オリゴフルクトース(イヌリンまたは部分加水分解イヌリンなど);または無機材料(塩化ナトリウム、炭酸カルシウムまたはリン酸カルシウムなど);またはそれらのいずれかの2種以上の混合物を約50重量%より多く含む、請求項19に記載の組成物。 請求項21 前記油相の少なくとも約90重量%が、水性媒体との接触によって水中油型エマルジョンを形成することができる、請求項1〜20のいずれか一項に記載の組成物。 請求項22 香味剤、甘味料、着色剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤または健康補助食品のうちの1つまたは複数を含む、請求項1〜21のいずれか一項に記載の組成物。 請求項23 食用噴霧乾燥粒状組成物の調製方法であって、(a)水中油型エマルジョンを用意するステップと;(b)固体または液体の非脂質キャリアを用意するステップと;(c)前記キャリアを前記水中油型エマルジョンに添加するステップと;(d)得られた混合物を噴霧乾燥するステップとを含み、それによって食用噴霧乾燥粒状組成物を調製する、方法。 請求項24 前記水中油型エマルジョンが非極性脂質と脂質乳化剤とを含む、請求項23に記載の方法。 請求項25 前記脂質乳化剤がガラクトリピド物質を含む、請求項24に記載の方法。 請求項26 前記キャリアが請求項18〜20のいずれか一項で定義されたものである、請求項23〜25のいずれか一項に記載の方法。 請求項27 食用噴霧乾燥粒状組成物の調製方法であって、(a)非極性脂質とガラクトリピド物質とを含む水中油型エマルジョンを用意するステップと;(b)固体または液体の非脂質キャリアを用意するステップと;(c)前記キャリアと前記水中油型エマルジョンとを混合するステップと;(d)前記得られた混合物を噴霧乾燥するステップとを含み、それによって食用噴霧乾燥粒状組成物を調製する、方法。 請求項28 前記水中油型エマルジョンを約50℃〜約60℃の温度で用意する、請求項23〜27のいずれか一項に記載の方法。 請求項29 前記キャリアの添加時に、前記水中油型エマルジョンを約50℃〜約60℃の温度に維持する、請求項23〜28のいずれか一項に記載の方法。 請求項30 前記噴霧乾燥を、高圧ノズルを用いて約50バール〜約200バールの噴霧化圧力で実施する、請求項23〜29のいずれか一項に記載の方法。 請求項31 前記得られた食用噴霧乾燥粒状組成物が約5重量%〜約60重量%の前記油相;約40重量%〜約95重量%の前記キャリア;および約0重量%〜約5重量%の水を含むような量だけ、前記水中油型エマルジョンおよび前記固体または液体の非脂質キャリアを用意する、請求項23〜30のいずれか一項に記載の方法。 請求項32 前記方法が、微粉を前記噴霧器に再循環させることを含まない、請求項23〜31のいずれか一項に記載の方法。 請求項33 固化防止剤を前記食用噴霧乾燥粒状組成物に添加する、請求項23〜32のいずれか一項に記載の方法。 請求項34 請求項23〜33のいずれか一項に記載の方法によって得られる、食用噴霧乾燥粒状組成物。 請求項35 請求項5〜22または34のいずれか一項に記載の組成物を含むか、またはそれを用いて調製される、食品または栄養補助食品。 請求項36 摂取する前に水性媒体と混合することを意図した、請求項35に記載の食品または栄養補助食品。 請求項37 食品または栄養補助食品の調製方法であって、前記食品または栄養補助食品の調製時に、請求項5〜22または34のいずれか一項に記載の組成物を混ぜることを含む、方法。 請求項38 食品または栄養補助食品の製造における、請求項5〜22または34のいずれか一項に記載の組成物の使用。 請求項39 食品または栄養補助食品としての、請求項5〜22または34のいずれか一項に記載の組成物の使用。 請求項40 請求項5〜22または34のいずれかに記載の組成物を水性媒体と接触させることによって得られる、食用水中油型エマルジョン。 請求項41 請求項5〜22または34のいずれか一項に記載の組成物を水性媒体と接触させることを含む、食用水中油型エマルジョンの調製方法。 請求項42 前記接触ステップが均質化を伴う、請求項41に記載の方法。
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同族专利:
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